プロフェシー 予言とは? モスマン

映画「プロフェシー」を見た。
これは、実際に起きたUMA「モスマン」怪奇事件を題材にしている。
2002年に製作されたアメリカ映画だ。

プロフェシー


モスマンとは?

1966~67年にかけて、米国ウェストバージニア州ポイント・プレザントで出没した蛾の姿をした人型UMAである。
モスマンが出現してからちょうど13ヶ月後。
1967年12月15日、ポイント・プレザントとオハイオ州カノーガを結ぶシルバー・ブリッジで大規模な崩落事故が起きた。46人が犠牲になるという大惨事となる。

このため人々は、「モスマンは警告していた」「モスマンのせいで惨劇が起きた」など口々に噂したのだった。不思議なことに、この事故以来、モスマンはぷっつりと姿を消している。
このシルバー・ブリッジの崩落事故以外でも、911テロ事件など世界中の大惨事の前に、モスマンは出没するとも言われている。

さて「プロフェシー」の感想に戻るが……
主人公のワシントン・ポスト紙のエース記者ジョンは、妻メアリーとラブラブな生活を送っていた。夢のマイホームを購入した帰り道、事故に遭いメアリーが入院。
 事故の原因は、メアリーがモスマンらしき怪人を目撃し、車のハンドル操作を誤ったことだった。ただし、ジョンにはモスマンの姿は見えていなかった。
 入院先の病院で、メアリーは脳腫瘍が見つかる。やがて、謎のスケッチとメッセージを残し亡くなってしまうのだった。
 それから二年後、妻を亡くした後の傷が癒えないまま、ジョンは過ごしていた。ある時、導かれるようにポイント・プレザントの町にたどり着く。そこで、次々と奇妙な体験をするのだった……。

 本作、クスッとも笑えるところがなく全体的に重苦しいトーンで進んで行く。
冒頭でメアリーが生きていた頃はいくぶん、明るさはあったが、その後はずーっと画面も内容も暗いまま。
 赤い目玉の光、影、声などで存在をかすかにアピールするのみで、モスマンは姿を現さなかった。そこがストレートな表現が好きな私にとっては、期待はずれだった。
 なぜ、6時間もかかる道を意識不明で1時間半でジョンは移動できたのか?
 ジョンはなぜ見ず知らずの家に3日続けて訪ねていたのか?
 真夜中の謎の電話の声の主は? モスマンからのメッセージを受け取ったけ
ポイント・プレザントの住人の男性は、病院で身体検査をしたが、何も異常がない。だけど、メアリーは脳腫瘍があった?
など、いろいろ伏線なのか? と思わせるような謎がちりばめられているがどれも最後まで解決されることなく、モヤモヤとしたまま終わった映画でした。
 ただ、予言研究家の男性が、ジョンにモスマンのことについて言うセリフが面白かった。
ジョン「それは神のようにすべてを見透かしていた……」
予言研究家「神という認識はおかしいね。見てごらん。あのビルの窓拭きは、10ブロック先の事故も見える。だけど、彼は神でも大賢人でもない。あそこなら我々よりも遠く見えるだけのことだ」
ジョン「我々よりも高等ならどうして意図を告げない?」
君は「Gに自分のことを説明しようとするかね?」

そう、我々はつい人間を基準に考えがちだ。そして、訳がわからないことが起こると何か理由が欲しくなる。
でも、異星人や異次元など、人間とは違う存在は、人間とはまったく異なる価値観を持っている。
死に対して悲しいとか思わないかもしれないし、死という概念も命という概念もないかもしれない。
そして、善悪の判断もまったく違うだろう。
先のことが見通せるからといって、決して崇高なことではない。
たとえば、幽霊にしても「どうしてそんな回りくどい方法で伝えてくるのだろう?」と感じることがある。

今の人間よって作られた価値観や常識に縛られている限り、不思議な存在の正体も見えてこないし理解できないのかもしれない。
もしかすると、異世界の住人の善意が人間を恐怖に陥れ、大惨事を起こすことだったら……。

人間だって、暴力でしかコミュニケーションが取れない人もいる。

ちなみに、本作「プロフェシー」は映画関係者が次々と謎の死を遂げていることから、モスマンの呪いと恐れられている。
これも大げさな都市伝説かもしれませんが……。
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