映画「メッセージ message (原題:Arrival) 」 人類は覚醒し予言する……

 
映画「メッセージ message (原題:Arrival) 」を観ました。


監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。カルト的に人気のSF映画『ブレードランナー』続編を作ることで話題です。
原作:テッド・チャン(「あなたの人生の物語」ハヤカワ文庫刊)

キャスト
ルイーズ・バンクス:エイミー・アダムス
イアン・ドネリー:ジェレミー・レナー
ウェバー大佐:フォレスト・ウィテカー
ハルペーン:マイケル・スタールバーグ


メッセージ

画像は下記You Tubeより
https://www.youtube.com/watch?v=1GMGMzHRE4Q

映画『メッセージ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

映画『メッセージ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ





本作は、突如地球に降り立った巨大宇宙船を軸に繰り広げられる。

世界12箇所に出現した巨大ばかうけのような形状の黒い宇宙船。

世界各国、この未知の世界の知的生命体とのコンタクトを試みる。

知的生命体と意志を疎通させるため、アメリカ軍により言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)が雇われる。

彼女は知的生命体と接したことにより、言葉では意志がはかれないので、文字を使って意志を疎通させようとする。

知的生命体は外見がまるで巨大なタコのよう。そして、タコのように墨を吹いて空中に文字を描き出すのだった。

その文字がまるで墨汁で描いたような文字であるが、基本円形である。

ルイーズはその文字を解読しながら、知的生命体が人類に伝えたいメッセージを解読していくのだった。

ここからネタバレになるので、映画を見ようとする方はあまり読むのをおすすめしないかも……

ルイーズは物語の中で、自身の娘の幼いころから成長するまでの記憶を断片的に思い出している。

最初、彼女は過去の記憶を思い出しているのだなと感じたが、物語が進むにつれ、ルイーズは未来の映像を見ていたのだと気付く。

実は、知的生命体には、我々のような過去・現在・未来という時間の流れの概念がない。
彼らにとって、過去も現在も未来も同時に存在し、時間がぐるぐると循環して始まりも終わりもないものだった。

その独特の時間の概念が、彼らが使用する始まりも終わりもない円形文字に現れている。

映画の中でも説明されるが、使用する言語によって思考が変わるらしい。

知的生命体は、循環文字そして循環する時間の感覚言語を使うことで未来を見通す能力を持っていたのだ。

地球よりもはるかに高い文明を持っているなら、なぜ我々地球人の言葉で話しかけないのか?
と疑問に思う。

しかし、知的生命体には、目的があったのだ。

知的生命体の言葉を人類に授けることが目的だったのだ。そう、彼らの言葉は地球人へのギフトだったのだ。

そして、人類が彼らの言葉を理解することで予言する能力を持つ。

つまり、彼らの言葉を最前線で解読していたルイーズは予言能力を持ち、やがて、その予知能力によって人類の危機を回避させてしまうのだ。

知的生命体は未来が見える。人類に予言する能力を与えることによって、3000年後、人類に彼らが救われる未来が見えていたのだ。

この作品は、暗いトーンの中、静々と話が進んで行く。

謎の知的生命体とのファーストコンタクトがテーマの映画でもあるが、1人の女性の人生を通じて、人間の人生というものを語っている。

そして、予言を研究している私にとっては、時間の概念と予言の関係はとても興味深いテーマだ。

たとえば予言するUMAというものがある。彼らは異世界の住人で人類とは違う概念と感覚で生きている。

彼らは人類の行く末が見えていて、どうにかして伝えようと試みているのかもしれない。けれど、それが人間の概念だとどうにもメッセージとして受け取れないのかもしれない。

私はこの映画を見て、本当にある日突然、異世界から未知の生命体が現れて、人類の価値観や考え方がひっくり返るということが起きるんじゃないかと思った。
人間が妄想することは実現可能だと言うから、こういったことが起こる可能性はあるだろう。

それにしてもタコ型宇宙人は、いつの時代もスタンダード。

だけど、以前イギリスのテレビ番組で話題になった「フューチャー・イズ・ワイルド」では、人類滅亡後はタコが支配するってなってたよな。人類もタコに支配されるのか、タコ型になっていくのか?

今日は土曜日だったけど、ガラガラだったな。
派手なSF映画ではありませんが、とても深くて見ごたえのある作品なのでご興味ある方はぜひ、見に行ってください。

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